日記の端くれ

日々の生活の感想なんかを残していけたらと思います。

愛車遍歴1 ホンダ ビート

社会人になって3ヶ月お給料を貯めて買った私の人生初の愛車です。

(本当はお世話になった両親への感謝に使うべきだったかな。。。)

 

初めて手に入れた車で北は盛岡、西は名古屋まで行きました。軽いし、燃費もいいし、とにかく気軽に出かけられました。買ったときは一人暮らしを始めたこともあり大きな自由を手に入れた様に思ったの思い出します。

 

そもそも、ビートは軽の耐久に出たいとおぼろげに考えて買いました。トゥデイとかアルトとかもっとレースに適した車がたくさんあったんですが、やっぱり所有するならかっこいい車がよかったのでビートにするのに迷いはなかったです。(世間知らずにもビートの雑誌で結構速い車もいたので自分の車もいじり倒せば大丈夫だろうと。。。)

 

ビートの1番の良さは町中でも常にアクセル全開で走れるところでした。というよりは自分の持てる技術を駆使しないと幹線道路とかでは流れについて行くのも大変なくらいです。でも、ミッドシップMT車で安心して1万回転近くまで回るエンジンをアクセル全開でブン回せる車は世界広しともそう多くはないと思います!(最初の車がビートだった経験が有り余る高性能な車に憧れながらも今でも手を出せない理由かもしれません)そして、それだけ常にアクセルを全開にしてても燃費はだいたい17km/Lは走りました。レギュラーだったこともあった気兼ねなくアクセルを踏めたし、気兼ねなく遠くまで出かけられました。

 

そして、ピニンファリーナのデザインは今でも歴代の日本車の中でトップクラスにかっこいい車だと思ってます。車好きの憧れオープントップもプラスされて見てくれは車を所有したことのない若者の私にはとても魅力的に思えました。当時は雨さえ降らなければ変な義務感からずっとオープンで走ってました。(ま、オープンが好きとか嫌いとか特にそんな感情は沸かなかったんですけどね。ただ、屋根が取れたって感じです。。。)

 

走りの方はミッドシップということもあって完全に安定志向でした。普通に走ってる限りはずっとアンダーでした。一回だけ浅間山の登りを全開で走らせたことがありますが、(もう事項ですよね?)フルブレーキからの全開加速でようやく少しテールスライドするくらいでだれもが安全に楽しめるセッティングだったと思います。そのあとボディがゆがんで雨漏りがかなり激しくなったのも面白かったです。ちなみに私の車は買った時からダウンサスが入っていて攻めるとフロントバンパーの下のフックが地面にヒットしたりしてました。

 

そういえばエアコンも壊れてました。でも、意外と後ろのスクリーンを開けて走ると涼しいのは嬉しい発見でした。(昔はこれでエアコン無くても大丈夫だと思ってました。。。)

 

そんなビートですが買ってから7ヶ月で本格的にレースカーに仕立てることになりました。(結局、資金難でプロジェクトは頓挫してしまいました。。。)

 

思い返すとビートはとにかく自由を与えてくれる車でした。屋根も取れて、燃費もよくて、いつでも全開で走れてこんな自由な車はなかなかないと思います。

余裕があれば今でも欲し。。。くはないけど、私の車人生大きな影響を与えてくれた楽しい1台でした。