日記の端くれ

日々の生活の感想なんかを残していけたらと思います。

偉い人

偉い人ってどんな人のことをいうのだろう?


人の役に立つことをする人

お金をたくさん稼げる人

自分の身を削って多くの人に奉仕する人

努力を続けて偉大な功績を残すような人


世の中は立派で偉くてすごい人になること、目指すことを求めてくる。

人であるならばそれを目指すことが正しいと考え行動することが正しいと求めてくる。


自分自身も理想の自分とかけ離れた頑張れない自分にずっと絶望していた。偉い人になるために努力しないといけないのに体が動かない。理想と現実のギャップに心身ともに疲弊した日々もあった。


でも、最近やっとわかってきた。自分は世の中の偉い人みたいに頑張れない人間だった。無理して頑張って世間が言う偉い人になれたとしても自分はきっと幸せではない。なぜなら頑張れない自分に嘘をついて無理して頑張ることを続けているから。


世間の偉い人はみんな努力することが好きな人だ。その積み重ねで他の誰にも真似できない偉業をなしとげる力を手に入れている。彼らは誰のためでもない自分自身の意思にそって自分のやりたいことや目標に向けて進んでいる。


だから努力や頑張ることが苦手な自分には到底彼らの真似はできないし、無理して真似しても体を壊すだけだ。


自分には自分にあったほどよい生活と幸せを見つければいい。誰かの価値観じゃなく自分で考えて自分にあった幸せを見つけられればいいと思う。


偉い人ってなんだろう?

偉業をなしとげるような人たちは確かにすごい。けれど、彼らだって誰のためでもない自分のために、自分の心に従って努力をしているはずである。


結局、偉い人は社会が作り上げた偶像なのかもしれない。


偉い人にならなくったていい。すごい人にならなくてもいい。ただ、自分らしく自分の幸せを見つければいい。

愛車遍歴2 アルファロメオ GTV アルファコルセ その1

ビートを買って7ヶ月ほど経って、いよいよ耐久レースのために車を仕立て始めることになりました。

そして、レース仕様になるビートの代わりに購入したのがアルファロメオGTVのアルファコルセでした。

 

当時は単純にイタリア車の多気筒エンジンで出来ればクーペがいいなぁって思いながらカーセンサーやらグーネットやらを物色していました。

多気筒のイタリア車と言えば先ず頭に浮かぶのはフェラーリですがとてもじゃないけど手を出せる値段じゃない。。。

マセラティは様々な武勇伝が巷に流れすぎてて手を出す勇気がない。。。

そんなことを考えてたら必然と残る選択肢はアルファロメオということになります。当時、アルファロメオは全く眼中にない存在でした。フェラーリマセラティに比べるてすごく格下に見えました。かといってスポーツカーとして見るとかなり乗用車に近い立ち位置(ロータスとかTVR比較)でスペックも大したことない(日本車の方がスペック上は)中途半端で面白みのない車だと思ってました。

そんなことを思いながらカーセンサーを見ているとGTVのアルファコルセが格安で売りに出てました。アルファロメオにはあまり惹かれないけどクーペだし、なんかレアなグレードみたいだし、安いからこれで我慢しようとすごく消極的な気持ちで購入を決めました。

 

この選択が車人生を左右する選択だとはこのときは全く考えもしていませんでした。

 

その2に続く、、、

愛車遍歴1 ホンダ ビート

社会人になって3ヶ月お給料を貯めて買った私の人生初の愛車です。

(本当はお世話になった両親への感謝に使うべきだったかな。。。)

 

初めて手に入れた車で北は盛岡、西は名古屋まで行きました。軽いし、燃費もいいし、とにかく気軽に出かけられました。買ったときは一人暮らしを始めたこともあり大きな自由を手に入れた様に思ったの思い出します。

 

そもそも、ビートは軽の耐久に出たいとおぼろげに考えて買いました。トゥデイとかアルトとかもっとレースに適した車がたくさんあったんですが、やっぱり所有するならかっこいい車がよかったのでビートにするのに迷いはなかったです。(世間知らずにもビートの雑誌で結構速い車もいたので自分の車もいじり倒せば大丈夫だろうと。。。)

 

ビートの1番の良さは町中でも常にアクセル全開で走れるところでした。というよりは自分の持てる技術を駆使しないと幹線道路とかでは流れについて行くのも大変なくらいです。でも、ミッドシップMT車で安心して1万回転近くまで回るエンジンをアクセル全開でブン回せる車は世界広しともそう多くはないと思います!(最初の車がビートだった経験が有り余る高性能な車に憧れながらも今でも手を出せない理由かもしれません)そして、それだけ常にアクセルを全開にしてても燃費はだいたい17km/Lは走りました。レギュラーだったこともあった気兼ねなくアクセルを踏めたし、気兼ねなく遠くまで出かけられました。

 

そして、ピニンファリーナのデザインは今でも歴代の日本車の中でトップクラスにかっこいい車だと思ってます。車好きの憧れオープントップもプラスされて見てくれは車を所有したことのない若者の私にはとても魅力的に思えました。当時は雨さえ降らなければ変な義務感からずっとオープンで走ってました。(ま、オープンが好きとか嫌いとか特にそんな感情は沸かなかったんですけどね。ただ、屋根が取れたって感じです。。。)

 

走りの方はミッドシップということもあって完全に安定志向でした。普通に走ってる限りはずっとアンダーでした。一回だけ浅間山の登りを全開で走らせたことがありますが、(もう事項ですよね?)フルブレーキからの全開加速でようやく少しテールスライドするくらいでだれもが安全に楽しめるセッティングだったと思います。そのあとボディがゆがんで雨漏りがかなり激しくなったのも面白かったです。ちなみに私の車は買った時からダウンサスが入っていて攻めるとフロントバンパーの下のフックが地面にヒットしたりしてました。

 

そういえばエアコンも壊れてました。でも、意外と後ろのスクリーンを開けて走ると涼しいのは嬉しい発見でした。(昔はこれでエアコン無くても大丈夫だと思ってました。。。)

 

そんなビートですが買ってから7ヶ月で本格的にレースカーに仕立てることになりました。(結局、資金難でプロジェクトは頓挫してしまいました。。。)

 

思い返すとビートはとにかく自由を与えてくれる車でした。屋根も取れて、燃費もよくて、いつでも全開で走れてこんな自由な車はなかなかないと思います。

余裕があれば今でも欲し。。。くはないけど、私の車人生大きな影響を与えてくれた楽しい1台でした。

それでも町は廻ってる 感想

今回は石黒正数のそれでも町は廻ってるです!

 

それでも町は廻ってる、通称"それ町"はかなり前からタイトルは知っていましたが、タイミングが合わず読めてませんでした。(ほぼ気分の問題ですが、、、)

ですが、このたび晴れて?読破することができました!

 

物語は町が大好きで探偵に憧れていてメイド喫茶でバイトしている高校生の嵐山歩鳥(肩書きが長い!!)が友達や町の人々とのドタバタ日常劇を描いてます。

 

それ町がすごいのは時系列を全くばらばらに描いていることです。歩鳥の高校生活3年間を連載時の季節とざっくりと同じようなテーマの話でまとめられています。読み進めていると"あの時のあの反応はこれだったのか!"というような事がたくさん出てきます。このため、繰り返し読んでも新しい発見があって楽しめます。

それにしても、時系列をばらばらにして描けるなんて作者の頭の中はどうゆう構造になっているんでしょう?この描き方はスゴクすごいです!

時系列がばらばらなので、昔の時の思い出を何かを切っ掛けに断片的に思い出していくような感覚で歩鳥と愉快な仲間達と一緒に青春時代を楽しめます!

BLAME! 感想

漫画の感想として最初の投稿は弐瓶勉の”BLAME!”です!

初めてBLAME!読んだ時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。

マンガに疎かった私がマンガに興味を持ち手にしたのがBLAME!でした。

今まで自分が知っていたマンガとは全く違う見たことのない世界と静かにそして激しく進んで行く物語に深く引き込まれていきました。

 

物語はネットスフィア(世界の統合制御装置みたいなもの)の暴走で気の遠くなる長い時間無作為に建設され続けた都市の中で、主人公のキリイがネット端末遺伝子(ネットスフィアにアクセスできる能力)を探しす旅の道中から始まります。

旅の中でシボという仲間と出会い、珪素生物やセーフガードなどの敵を打ち倒しながらもネット端末遺伝子を探し続けていきます。

 

このマンガのすごいところは色々ありますが、特出しているのは物語に作者の作為が少ない事だと思います。(もちろん弐瓶先生はしっかり考えいるとは思いますが、、、)

主人公のキリイは病的なまでに一心にネット端末遺伝子を探し続けています。しかし、その行動に理念や理想は無くただ自分の天命を全うしているだけのうように感じます。そして、そのためにはどんな犠牲もまったく厭わずにただ前に進み続けます。

キリイと一緒に旅をしているシボはキリイとは違いある旅の目的の先に待っているものや考え、人には思いやりを持って旅をしています。物語としてシボの存在がキリイとうまくバランスされているように感じます。そのシボでさえ世界平和ではなく自分の好奇心のために旅をしています。

宿敵である珪素生物はキリイを付け狙っているわけでもなく、世界を乗っ取ろうとしているわけでもありません。彼らは自分達の繁栄のために活動しており、たまたまその活動の上でキリイが邪魔になったから排除しようと戦いを仕掛けてきます。(結果的に珪素生物の目標とキリイの目標は相対してはいます。)

最大にして最強の勢力であるセーフガードに至ってはプログラム通りにただネット端末遺伝子を持たない人間(珪素生物を含む)を駆除しているだけです。

 

無作為に無限に広がり続ける都市を舞台に旅の理由も理解せずひたすらどんな困難にも屈せず旅を続けるキリイ。そして、自分達の目的のためにキリイに襲いかかる敵達。

 

BLAME!を読んでいると人生の縮図みたいなものを感じてしまいます。

私は人生の目的なんてよく分からないが必死で生きています。多くの人がそうやって生きていると思います。そんな無数の人々の営みが絡み合いって、世界や人との出会いは誰の作為も無い偶然の重なりからなっています。

人生は辛くて険しい道のりです。何のために生きるのかそんなこともわからずただ生きるために頑張っています。人生の道中で出会う困難や人もただの偶然のであり、誰の作為も意味もありません。

BLAME!を読んでいると”人生、色々な困難に出くわしてもただ必死に歩いて行かなければならない”そんなことを考えてしまいます。

 

人生の縮図が非現実的にリアルに描かれているのがBLAME!という作品です。

きみの声をとどけたい

きみの声をとどけたいを見てきました!

 

はじめに、、、

マイナーなアニメ映画だから仕方ないですが、

上映している映画館が少ない!!

やってても1日1回しかやってない!!

公開してからまだ1週間しか経ってないんだからもう少しやってよ。。。

 

 

最初にグッチってしまいましたが本題です。

友達とか進路とか普通の事に悩む高2の女の子なぎさが、雨宿りで立ち寄った元喫茶店の空き家に潜り込んでしまうところから物語が始まります。

その元喫茶店にはミニラジオの設備があり、なぎさは雨宿りの時間つぶしにラジオごっこをするのですが、実はなぎさの声は実際に放送されていたのです。

それを切っ掛けに昔仲の良かった幼なじみや新しい友達と友情を深めていくお話です。

 

主役のなぎさの明るくまっすぐな性格で周りをどんどん巻き込んでいくシーンは痛快で楽しいです。

なぎさを見ていると人を動かすにはまっすぐ行動することが大切なんだと再認識させられます。まず行動!が大切ですね!(中々、難しいですが)

 

作中にはいろんな悩みを持った女の子がたくさん出てきます。

ひとり1人がそれぞれ葛藤があり悩みと向き合い乗り越えて行きます。

 

”声に出して伝えれば思いは伝わる”

そんなメッセージが強く伝わってきました。

 

話の構成も良く、たくさんいる登場人物全員がちゃんと壁を越えていく話を1時間半の中によく入れたなぁと感心しました。

ただ、ちょっと詰め込み過ぎた影響で1番メインの話がかなり疎かになってしまっていたのは残念でした。

 

 

対象年齢は少し低めで小学生から中学生くらいに向けて作っているのだと思います。

そのため、大人はもちろんですが、こどもこそ楽しめる作品だと思いました。

 

”人生色々あるけど明るく前向きに未来を信じていこう”